早稲田大学国際教養学部、純ジャパだけど頑張ったよブログ

英語苦手・留学興味なし・国際関係興味なしな早稲田大学国際教養学部生による留学にまつわるあれこれ

学内選考後から渡航前までも情報収集は続けてスムーズな生活をしていこうな!という話

 学内選考後、派遣先大学候補が決定されたら、願書の準備をします。願書の記入の仕方については留学センターの担当者が指示してくれるのでそれに従っていればまず難しいことはありません。一点アドバイスがあるとすれば、PDFファイルでの提出についてです。一人暮らしの場合、スキャナを持っていないこともあるかと思いますが、大丈夫です。コンビニに行きましょう。コンビニに設置されているコピー機とUSBメモリと数百円(一枚あたり30円ほど)があれば簡単に必要書類をPDFとして取り込むことができます。
 願書の提出後、先方から合格通知がくるまで数か月かかります。この間に派遣先の国での生活についての情報収集を始めるとよいと思います。「大学名+留学」「国名+生活」「体験談」「生活情報」「現地情報」などのワードを組み合わせて検索窓にがんがん入れて調べましょう。個人が運営するブログがおすすめです。留学斡旋業者や日本の大学の留学センターのホームページは、たいてい留学のよい面や精神的・抽象的な内容を中心に書かれているので、実生活上の困ったことへの具体的な対処法などの情報を得たい場合は不向きです。豊富な情報を提供しているお気に入りの個人ブログを見つけたら、その運営主が紹介している他のブログを、ブログリンクやTwitter ,Facebookなどのフォロー・フォロワーをたどってさらに調べてみましょう。ひとつでもお気に入りのブログを発見できたら、以上のような方法をとることで芋づる式に情報を入手できるようになります。参考として、わたしが、あ、ありがてえ~~~と泣きながら読んだブログのリンクを貼っておきます。

americanmatatabi.blog.jp


 特に生活にかかわる情報をよく調べておきましょう。学生寮やアパートの設備情報や、その国での典型的な生活様式、スーパーやコンビニの品ぞろえや序列(例えば、日本に住んでいれば、「西友」はとにかく安い大衆スーパー、「イトーヨーカドー」はスーパーではあるがいろんなお店の店舗が入っていてデパート寄り、「高島屋」はお高い百貨店、ということをみんな知っていると思います)を事前に知っておくとよいでしょう。そして、自分が学生寮なりアパートなりで、朝起きてから夜まで生活している姿を詳細まで想像してみてください。「まず、朝、起きてベッドから出る……ということは寝具が必要になるが、寝具はどこで、いくらくらいで手に入るのか?こちらで買っていくべきなのか、現地で買えるのか?」といった具合です。ここで「留学+ふとん+国名」と検索してみる。ということを、暇を見つけてはちょこちょこしておくと、渡航してからかなりスムーズに生活を始めることができます。
 この生活関する情報の収集を怠るとたださえ慣れない土地であれもわからないしこれもわからないのに英語は得意じゃないしどうしたらいいんだとかなり精神的に苦しくなります。この困難さをよくよく想像してほしいと思います。海外でなくとも、例えば国内旅行をするときのことを考えてみてください。こつこつ貯めて用意したお金で移動費や宿代を捻出し、わざわざ長い休みを取って、楽しみにしていた旅行に向かうとします。そこで、下調べが足りなかったせいで、行きたいと思っていた場所がホテルからのアクセスが悪く、一日がほとんど移動時間でつぶれた上無駄な移動費が嵩んでしまったり、電車が一時間に数本しか来ないことを知らず、待ち時間がかなり長くなり次の予定に響いてしまったり、夕ご飯の予約をしていなかったせいで食べたいと思っていた名産品が食べられず結局コンビニ弁当になってしまった時のことを考えてみてください。それが言葉も通じず、東京のようにコンビニ等が発達していない土地で起こると思ってください。自分の準備不足を呪いながら、どう対処したらいいかもわからない、人に聞こうにも聞けないと途方に暮れるといった状況は、ほんとうにつらく苦しいものです。このことをよく想像して、必要と思われるものはすべて調べて備えましょう。

 また、奨学金についても調べておくとよいでしょう。留学生向けの奨学金の提供がありますから、留学センター(http://www.waseda.jp/inst/cie/from-waseda/aid/scholarship

)のホームページなどで確認し、はやめに準備を進めておくと、渡航直前に慌てずに済みます。

www.waseda.jp


 ビザの取得に関しては、大使館などが手順を説明するわかりやすい動画をアップロードしていることがあります(アメリカ、カナダのビザ申請手続きに関してはYouTube上にたいへんわかりやすい動画がありますので、「国名+ビザ申請」で検索し、参考にするとよいでしょう)。チュートリアル動画がない場合でも、大使館のホームページをよく読んでおけば申請に手こずることはないでしょう。参考としてアメリカ留学・ビザ取得に関するYoutubeのリンクを貼っておきます。

www.youtube.com


 最後に、強くおすすめしておきたいことがあります。それは、派遣先大学の日本人教授と事前に連絡を取っておく、ということです。派遣先大学の、自分が所属するであろう学部や取りたいと思っている科目群を提供している学部の教授陣の中に日本人らしき名前がないか、まず調べましょう。ない場合でも、言語学部や外国語学部、日本語学科などを調べてみましょう。日本語の語学のクラスが提供されている大学ならば一人は日本人の先生がいるはずです。その先生と連絡を取りましょう。きっと、生活の仕方や空港から大学までの送迎など、何かと助けになってくれるはずです。
 そんなことをするのは図々しいのではないかと思う気持ちもわかります。わたしも始めはそう思っていましたが、慣れない海外で英語もできず車もなくお金もない状況で、すべてをひとりでなんとかするには限度があります。頼りましょう。最低限の礼節をもってお願いすることができるのなら、図々しいと思う方よりも、手助けをしようと思ってくださる方のほうが多いのではないかと思います。
 日本人の大学関係者でなくとも、留学センターや学生住宅生協にはわからないことがあったらなんでも聞いて、頼るようにしましょう。留学生は、その国で暮らす基盤がほとんど確立されていないことが多いのですから(交通手段と生活用品がそうです)、一通り確立されるまでは人にたくさん頼りましょう(その際、当たり前ですが、感謝の気持ちは忘れずに)。