早稲田大学国際教養学部、純ジャパだけど頑張ったよブログ

英語苦手・留学興味なし・国際関係興味なしな早稲田大学国際教養学部生による留学にまつわるあれこれ

情報収集は早めにっていうだけ言って理由は教えてくんないのなんで?という話

 おっす、おれです。木・金に授業がないので一足早くSpring Breakに突入しており、いつもどおり惰眠をむさぼっております。夢は最高の娯楽だな~。ちなみに来週にはサンフランシスコへ二泊三日旅行するつもりなので、帰ってきたらその時のこと書くね!友だちもいないし英語は相変わらず話せないしわかんないことだらけですが、一時帰国をしたことでかなり自信がついたので計画してみました。いやいやとはいえせっかく留学してるので楽しもうとわたしなりに思ったわけです。成長~~~。Amtrak(アメリカ全国を走る鉄道)に乗ったり、ホテルにひとりでチェックインしたり、Uber(アプリを利用した個人タクシー)を利用したりといろいろやってみるつもりなのでおたのしみに!

 さて今回は情報収集を始めるのは早ければ早いほどいい!!!から、留学準備は早く進めような、という話をくどくどします。

 まずなんでそんなあたりまえ(っぽく思える)ことについて記事を書こうと思ったのかというと、情報収集を早くすると具体的にどういういいことがあるのかってことを誰も教えてくれなかったじゃん!?!?ってかみんな理由知ってたの?!!?ぜってーテキトーに言ってるだけっしょ、と思ったからです。そして、具体的な理由とともに情報収集を早めにしろと誰も言わないから、ゆーて直前に集中して3,4時間費やしたらなんとかなるっしょとか思っちゃうやつ(わたし)が出るだろうが!!!と思ったからです。このブログはわたしの後悔と世の中によくある文言のテキトーさへの、そんなことひとことも言ってなかったじゃん!?!?!?という怒りなどで主に成り立っている。行くぜ。

早く始めると何がいいのか①:そのトピックを頭に置いた状態で過ごす時間が長くなる

 情報収集を早く始めると何がいいのか、まず一つ目は、そのトピック(留学とか航空券とか旅行とか)が自分の意識にある時間が超めっちゃ長くなることです。たとえば留学について合計で5時間調べたAさんとBさんがいたとします。ここで二人の検索能力とか知能(?)がだいたい同じで、ふたりともそれ以前に留学について調べたことは皆無だとします。んで、Aさんは週に1回1、2時間調べてから、Bさんは1日で5時間かけて調べてから留学先を選んだとします。二人は同じ時間をかけて情報を収集したのだから、それぞれベストな選択ができているはず、というか違いはないだろ!!!という気がしてきます。

 が、ここでAさんとBさんで「留学」を意識、あるいは頭の片隅に置いた状態で生活している時間が明らかに違ってきます。Bさんがたった1日、というかもっといえばその5時間こっきりしか留学について頭を割いていないのに対し、Aさんは1か月間、「留学」を意識して過ごしています。この1か月は、留学について調べる前に過ごす1か月とは完全に違ってきます。

早く始めると何がいいのか②:そのトピックに関するアンテナ感度が上がる

 で、その頭の片隅に置いた状態が伸びることの何がいいの?って話なんですが、トピックに関する感度がめーっちゃめっちゃ上がります。その分野の文脈、文法がわかってきます。だいたいの世界観がわかってくるというか。さっきの例に当てはめると、AさんはBさんにはない1か月の間、見たり聞いたりする情報のなかで、「留学」という語があるものや、段階的に調べていたときに知った単語(大学名やアメリカの物価感覚、現地での生活に関するもの)が登場するものに格段に気付きやすくなります。そして、その実際に留学の情報を調べていない間でも、「へえそんなこともあるのか」「その大学は知らなかった、今度調べてみよう」という風にいつでも情報収集ができる素地ができあがるのです。例えばわたしはツイッターをぼ~っと眺めてはリツイートでまわってきた記事を適当に読んでいるのですが、留学や海外生活についての情報調べるようになってからは(それも渡米後の話なんだけどね、ウケる)、「米・〇〇大の研究によると……」というような記述があると、へえあそこの大学ってこんな研究してるんだ、とか、あの超有名大じゃん、とか、逆に聞いたことないけどどんな大学なのここ?とか思うようになりました。それ以前は、海外の大学のことなーんにもしらないし、まあどっかの大学が研究したってことね、と読み飛ばしていたような箇所です。こういうことがあらゆる方向で起こります。

 テレビを見ているとき、雑誌を読むとき、友だちと話をするとき、大学の授業を聞いているとき。Bさんだってそういう情報に触れているはずなのですが、Aさんのように、自分がいま調べているものに関係のあるものだと思って注意を払うことができず、結局それらの情報がないのとおんなじになってしまいます。結果、Aさんは、見聞きしたことを次回の情報収集に生かせ、より広い情報に到達できるようになるわけです。

早く始めると何がいいのか③:心づもり・吟味する時間ができる

 また、情報収集を早くに初め、Aさんのように定期的に少しずつ調査を進めると、そのトピックに対する心づもりや、吟味する時間ができます。

 ここで帰国時の荷物についてどうするかをわたしがどう調べたのかを例に説明していきたいと思います。帰国時の荷物に関する情報収集は結果的に3回くらい行ってやっと決まりました。長い道のりだった……。

段階1:メジャーどころを調べてみて絶望する。

検索ワード「クロネコヤマト アメリカ 荷物」「日通 アメリカ 荷物」など

 来るときは日本の郵便局にそのまま段ボールを持ち込んで全部局員さんにまかせて送ってもらったので楽ちんだったのですが、帰りは当然ですがアメリカから送らないといけないわけです。アメリカの郵便や宅急便の事情なんてわからないしいくらかかるかも知らないしできれば日本語でサービスを受けられるところがいいな~と思い、とりあえず有名どころで名前だけ知っていたクロネコヤマトや日通の米国支店が取り扱うサービスを調べてみました。これが超高い。輸送費だけみると馬鹿みたいに高いってことはないのですが、いかんせんわたしは田舎の町にいるため、集荷をしてもらおうとすると輸送費と同じ超過料金がかかり、合計で2倍、だいたい15,6万円かかるということが判明しました(車がないので集荷サービスはマストでした)。日本の田舎町(実家)から送ったときは8万円だったのにどういうことなの!?!?!?日系の企業に頼れば安心と思ってたけど支店が少なすぎてぜんぜん使いもんにならねーよ!!!!と絶望的な気分になりました。もーめんどくせー!!!本当にもう留学なんかしなきゃよかったなんだよ15万円っておかしいだろ……と思わず逆切れのち号泣。そして心が折れたわたしはここで一時調査を放棄。知るかボケ世の中おかしいよ!!!と叫んでふて寝をしました。

段階2:メジャーどころは諦め口コミを中心に調査再開。

検索ワード:「USPS 引っ越し」「USPS 帰国 荷物」など 加えて口コミサイト利用

 ふてくされても日本に何とかして荷物を送らないといけない現実は変わらないので、1週間くらいを日系企業に頼むと超高いという事実を受け入れるのに費やし(想定外のことを受け入れるのに時間がかかるもんなんです!!!)、しかたがないからもう一度チャレンジ。今度はYahoo!知恵袋教えてGooなどの質問系を重点的に見て口コミや実例を参考にしました。するとUSPS(United States Postal Servicesの略。アメリカの郵便局)を利用して帰国時の荷物を送ったという例を発見。アメリカの郵便サービスには不信感しかなかったので最初はえ~っと思いましたが15万円はとてもじゃないけどかけられないと思ったのでしぶしぶ検索してみるとこれが結構いい記事がヒットする。家具を伴なわない引っ越しや、田舎町からの引っ越しでも利用可能で、具体的な料金や届いたときの状態などについて詳しくレポートをしているブログ記事がいくつかひっかかり、これなら渡米してきたときに使った段ボールに詰めなおして郵便局(大学内にある)に届けたら送り返せるわけだ、わたしにもできそうだな、とめどが立ち一安心。でも段ボール、キャンパス内を運ぶの大変だな~めんどくせ~しかも英語で全部頼むのかいやだな~と完全に満足はできませんでした。まあUSPSを使うなら、荷造りはまだ先だしとりあえず保留にしとこ。ということで第2段階の調査が終了。

段階3:もう一度口コミをさらって調査&問い合わせ

検索ワード:「OCS 引っ越し」 加えてメールで問い合わせ

 USPSを使うか~とは思いつつも集荷と英語での手続きが嫌で、もっといい方法がないのかと諦めきれなかったわたしは1,2週間後に再び情報収集をしました。メジャーどころは使えねーので、いろんなサイトをみてもっと口コミを収集しているとOCSという単語が目に入り、聞いたことがなかったのでとりあえず調べてみました。ホームページを見ると今まで見てきた中で一番安い値段設定、日本語でのやりとり可能、「お住まいの地域から最も適した方法をご提案させていただきます(=田舎町にも対応可ということ?)」という文言などから強く惹かれ集荷してほしいことなどを詳しく述べたメールを送ると返信が。集荷はドライバーが直接来るのではなく(クロネコ・日通はこれ)、Fedex(アメリカの郵便サービス会社。USPSより安心・速いと高品質)で行うようで、その料金を含めても6、7万円で済むとのこと。これだー!!!税関申告の書類のフォーマットもしっかりしていて、また、荷物の一時預かりも可能とのことで(わたしは帰国してから関東圏の部屋を探す予定なので集荷の時点ではまだ送り先がきまらない)、サイコー&サイコー、まさにぴったり!ここにお願いしよう、とやっと満足のいくサービスをみつけることができました。

 このような段階的な調査には利点がふたつあり、一つ目が、心の準備ができることであり、二つ目が、情報の吟味を重ねることでより深い情報にリーチできることです。もし一気にこれらを調べようとしたら、まずは有名な日系企業の提供するサービスの高さに慌て焦ると思います。15万ですよ???いきなり当初の予測の2倍かかるって言われてはいそうですか、とはなかなかなりません。ショックでその先調べる気になりません。おれはそんなに切り替えがはやくないでな!!!なおさらな!!!また、こんだけあーでもねぇこーでもねぇと考える時間が無かったら、帰国迫ってるし早く決めちゃわないと!!!と焦ってクソ高い日系企業(これはわたしが田舎在住だからであってサンフランシスコとかニューヨークに住んでいたら最高の選択肢でしょう)に頼んでいたかもしれないし、USPSを利用、えいこら郵便局まで荷物を運んで英語で手続きを選んでいたかもしれません。そもそもOCSなんて知ることがないまま決めていた可能性もあります。田舎在住、車無し、日本語希望にとってOCSはベストだったにも関わらずです。

 一気に一日や二日では、OCSまでたどり着かなかったでしょう。まずは気力的な問題で。無理だよ!!!頼ろうと思ってた日系企業が高すぎることに涙しまくりだったよ!!!あと検索ワードの変遷を見てもらってもわかるのですが、最初は「アメリカから」「帰国」「荷物」などのワードで検索していたのですが、後半は「引っ越し」「海外引越」などのワードも加えて検索しています。これも何日間か間をおいたおかげで別の角度から見れるようになった、ということだと思っています。「USPS」「OCS」でわざわざ検索しようと思ったのも、「クロネコヤマト」「日通」での検索ではなかなか自分にあった情報にたどり着けないということを悟ったためです。期間を空けて段階的に情報収集を重ねると、より効果的な検索ワードがわかるようになってくるのです。一気にやってたら頭も一方向に凝り固まって違う切り口のワードが出てきづらくなりますからね。

 

 ということで、みんな、情報収集は早めにしよう!!!そして自分にベストな情報になんとかたどり着こう!!!具体例は引っ越し情報でしたが、これは何事においてもそうです!!!留学先、就活、引っ越し、なんでも早め早めに動こう!!!全部そののちの生活に多大なる影響を及ぼすから早く進めとくに限る。早めに情報収集を始めればそれぶん調べる時間もとれるし、得られる情報量は調べる時間に比例するんだから、そりゃ情報収集は早めにってなるわな、とかそういう簡単な話じゃないから!!!!ねっ!!ただ時間費やせばいいって話じゃないよ!!!段階的に、まるで受験勉強で期間を空けて何度も復習をするがごとく、ちょっとずつ蓄積させていくことにこそ意味がある!!!調査と調査の間に期間があること!!!これが何より重要だよ!!!以上!!